ブログ無期限更新休止のお知らせ

  • 2010/07/24(土) 19:51:38

どうもお世話になっております。

突然で申し上げ有りませんが、当ブログの更新を無期限休止とさせていただきます。
今のところ、再開の予定は立てていません。

これまでのご愛顧、誠にありがとうございました。

クラウドを理解するのに大事な5つのキーワードをまとめてみる

  • 2010/07/17(土) 22:35:44

最近ITの話題となると、猫も杓子もクラウドの話ばかりです。
SEをやっている私が勤めている会社でも、クラウド事業への参入を考えているらしく、色々と情報に触れる機会も増えてきたので、集めた情報をまとめてみようと思います。

クラウドを理解するのに重要なキーワードは5つ。
Saas・PaaS・IaaSのXaaS系と、パブリッククラウドとプライベートクラウドの違いです。

■SaasとPaaSとIaaS
クラウドサービスは近年ではSaas・PaaS・IaaSの3つの用語で分類されています。これらはまとめてXaaSと呼ばれています。

・Saas(Software as a Service)
ネットワーク経由でソフトウェアを提供するサービスです。
一昔前だと、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)呼ばれているものがありましたが、これとSaasは、ほとんど違いはないといって良いと思われます。

ソフトウェアというと、ショップで購入し、クライアントにインストールして使うものでしたが、Saasはサーバーから提供されたサービスをブラウザ経由で使うものです。
GoogleMapsやGoogleDocsなどもSaasの代表として上げて良いのではないでしょうか。

・PaaS(Platform as a Service)
Saasでは決まりきったアプリケーションしか提供されず、カスタマイズ性が低いというデメリットがありますが、PaaSでは利用者が一からソフトウェアを開発できるというメリットがあります。
つまり、PaaS事業者は、間にソフトウェア開発会社を挟んで、サービスの提供を行うわけですね。

ただ、あくまでもソフトウェアレベルの開発しかできず、ミドルウェアやOSは、PaaS事業者の提供される環境に縛られることになります。
例えばGoogleが提供してるGoogleAppsEngineでは、JavaかPythonというプログラミング言語でしか開発できませんし、データベース機能もBigTabelというGoogle独自のデータストアしか使うことができません。
もし、PaaS事業者が潰れたりしたら、いままで構築したソフトウェア資産がおじゃんになってしまう危険性もあります。

PassはGoogleAppsEngineの他、Amazon Web ServicesやWindows Azureなどが有名です。

・IaaS(Infrastructure as a Service)

PaaSではプログラム言語レベルでの開発ができず、開発側はサービスの提供に縛られることになりますが、IaaSではさらに高い自由度が提供されます。
IaaS事業者から提供されるのはハードウェアレベルなので、OS、ミドルウェア、ソフトウェアなどを、利用者側は自由に用意することができます。
IaaSでは色々と用意する必要があるものの、ハードウェアレベルでの保守、運用が不必要になったりといったメリットがあります。

AmazonEC2などが代表的なサービスとして挙げられます。


Saas、PaaS、IaaSと見ていくと、IaaS>PaaS>Saasの順でIaaSが最も自由度が高く、その逆順にサービス構築や利用の手間が少なくなります。

■パブリッククラウドとプライベートクラウド
上記XaaS系のサービスとは別の次元でクラウドを理解するのに必要なのが、パブリッククラウドとプライベートクラウドという概念です。
この2要素の違いは、どこのクラウド環境を構築するのかということです。

・パブリッククラウド
一般的に「クラウド」と聞いて思い浮かぶサービスは、大体このパブリッククラウドに該当すると思われます。
例えば、Googleで提供されている各サービスは全てパブリッククラウドに該当します。

その事業者がデータセンターを持っていて、利用者はそこからリソースを借りて、使った分だけお金を払うという形態です。

メリットとしては、
?利用者が増えれば増えるほど規模の経済性が大きくなって、コストが低くなること
?既に環境が構築されているので、申し込めば、すぐにサービスを利用出来るようになる
といったことが挙げられます。

・プライベートクラウド
パブリッククラウドと比較して、一般の人間に一番理解しにくいのがプライベートクラウドです。

これは、自社のデータセンターにクラウド環境を構築するというシステム形式になります。
今までの企業システムでは各事業所ごとにそれぞれシステムを構築していたりということが多かったのですが、これを一箇所に集約してクラウド的に提供するという形式になります。

パブリッククラウドのように規模の経済の影響を受けることができませんが、その代わりセキュリティ的な問題も極小化できるというメリットがあります。
ただ、これは日本全体や世界各地に事業所を持っているような大きな企業しか構築するメリットがないと言えるでしょう。

ちなみに、日本のIT企業が「クラウドに社運を掛ける!」とか言っているのにそのサービスを見かけないのは、プライベートクラウドの構築に重きを置いているからです。


以上、こんな感じになりますが、もし嘘が混じってたらご指摘をお願いします。

SIMロック解除に震える日本メーカーに活路はないのか

  • 2010/07/10(土) 22:56:35

NTTドコモは2011年4月より出荷する全ての機種がSIMロック解除を可能とするようにする方針を明らかにしました。
これに誰より反対しているのは日本の携帯機種メーカーのようですが、ただでさえ国際市場の参入に乗り遅れている日本が、未だガラパゴス環境に依存するのかという疑問が湧いてきます。

■総務省とドコモは乗り気、ソフトバンクとメーカーは反対
まず、この件を一番積極的に推し進めているのは、総務省です。

 総務省が6月30日、5月26日に提示した「SIMロック解除に関するガイドライン(案)」に対する意見募集の結果を踏まえ、正式な「SIMロック解除に関するガイドライン」を策定し、公表した。ガイドライン案からの変更はなく、「SIMロックの解除を強制するものではないが、事業者は、SIMロック解除について、本ガイドラインに沿って、利用者の立場に立った取組に努めるものとする」と、事業者の主体性に委ねる形とした。

(以下略)

総務省「SIMロック解除に関するガイドライン」を公表(ITmedia)


ただ上記にもある通り「事業者の主体性に委ねる」という形であって、あくまで強制はしないということでしたが、ここでさらに積極的な立場を表明したのがNTTドコモです。

 NTTドコモの山田隆持社長は6日、日本経済新聞の取材に応じ、2011年4月以降に出荷するすべての携帯端末について、特定の通信会社でしか使えないように制限している「SIMロック」を解除できるようにすると明らかにした。総務省は同制限を解除する指針を示しており、最大手のドコモがいち早く解除に乗り出すことで通信各社も対応を迫られそうだ。

(以下略)

ドコモSIMロック解除へ 11年4月から全機種で(日本経済新聞電子版)


ただ、それに対して一番反対しているように見受けられるのが、国内の携帯機種メーカのようです。

 もうひとつの懸念が、今年後半から来年に国内メーカーが勝負をかけようとしているスマートフォン戦略に影響を及ぼしかねない点だ。「日本メーカーは海外メーカーのスマートフォンと違いを出すために、通信事業者や日本独自のサービスを搭載することに全力を挙げていた。しかし、SIMロック解除が前提となると、通信事業者の独自サービスは載せづらくなり、海外メーカーと似たような端末にしか作れなくなってしまう」(メーカー関係者)

(中略)

 SIMロック解除は、通信事業者の意向に従うだけに見える国内メーカーを自立させ、世界進出を後押しするという意義が強調されるが、メーカーは本音ではありがた迷惑な話と受け止めている。海外進出の契機どころか、さらに企業体力を奪う可能性もある。


ドコモ「SIMロック解除」の衝撃(テクノロジー)
(日経新聞電子版)


私にとって一番気になるのが、この国内メーカーの反対です。

■失楽園を強要されたメーカーに生き残る道は無し?
上記日経の記事から考えるに、国内メーカーは
?海外メーカーと同じ土俵で勝負したとき、勝てる見込みはない
?勝てる見込みはガラパゴス環境での優位性のみ
という状況での勝負を考えていたのだと思われます。

そもそもの話、SIMロックは2007年から総務省が原則解除として推し進めていた話で、これは遅かれ早かれ実現されるだろうということは予想がついていたはずです。
おそらく、しばらくはメーカー共同で反対表明をしておき、なるべくSIMロック解除への開発の時間稼ぎをしておく腹積もりだったのでしょうが、今回、そうは問屋が卸しませんでした。

今回はiPhoneが日本に来たことによって、ソフトバンクに顧客を奪われたドコモが戦術としてSIMロック解除を推し進める下りとなりました。
要はiPhoneという黒船によって、各メーカーがあたふたする状況になったという良く見られる構図が未だ続いているわけです。

もし、このガラパゴス的な環境が崩されることで商売をやっていけないというのであれば、それこそユネスコにでもお願いして、世界遺産登録でもしたらいかがでしょうか。

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