ニコニコポイントの制作者還元を訴えてみる

  • 2009/03/15(日) 21:16:18

2009年3月10日より、ニコニコ動画にて1円1ポイントのニコニコポイントを使ったユーザーによる動画応援サービス、ニコニ広告が開始されました。3月16日までは試験運用ですが、早速上位ランキングに載った動画に対して広告用のポイントが付与されなど、積極的に活用され始めています。

ただ、このニコニ広告で気になるのが、広告応援枠として使用したポイントはまったく動画制作者には渡されず、ただニコニコ動画内で消費されるのみです。ある場所では、「運営へのお布施」とまで言われています。

近年、インターネット上ではコンテンツやサービスは無料という風潮がまかり通り、コンテンツ制作の収益化がかなり難しくなっています。しかも、パソコンの機能向上やソフトウェアの発達により、素人が趣味で制作したものがプロ並みになりつつあることから、相対的にコンテンツ全体に対して金銭的な価値が下がりつつあるような気がします。

このニコニ広告から、ポイントの何割かが動画の制作者に支払われるとしたら、インターネット上でコンテンツにお金を支払うという習慣付けの発端になり、コンテンツに対しての全体的な価値の底上げに繋がる可能性も考えられんじゃないでしょうか。

ただ、ちょっと考えただけでも、課題が山積みです。以下、その課題のうち2つだけ挙げてみます。

1)ニコニコポイントをもらっても使い道がない
現在、ニコニコポイントの主な使い道は、ニコニ広告とai sp@ceの2つくらいです。ai sp@ceに興味がなければ、ひたすら広告につぎ込むしか無く、もらってもそれほどうれしいものではありません。

もし他のユーザーに対してニコニコポイントを引き渡す仕組みが出来たとしたら、現金化やAmazonポイントなどの商品化できるウェブマネーへの交換を可能にするか、そこまで行かなくてもニコニコ動画での最大アップロード容量を増やすなど、より有用な使い道が必要となるでしょう。

2)権利関係が複雑であること
たぶん、これが一番の難点であるといえるでしょうが、動画のアップロード者=権利者でないという点です。
例えば、現在のニコニコ動画では他の動画共有サイトからの転載されるコンテンツもありますし、市販の音楽や映像をただアップロードするだけという悪質な人もいます。そこまで行かなくても、二次創作を行った人にポイントが与えられて、一時コンテンツの制作者にはまったく利益が上がらないということでは、今までなあなあだからこそ成り立っていたニコニコ動画という場が崩れかねません。
 これを防ぐには、あらゆる権利関係が整理され、ポイントがちゃんと山分けされる仕組みが作られ、不適切な転載は排除される仕組みが必要となります。やはり難しいですね。


ただ、ニコニ広告が始まってから、ニコニコ動画内で「動画制作者にもポイントを付与して欲しい」という書き込みを見かけてので、ニコニコ動画の正式サービスが始まる頃には制作者に対価が支払われる仕組みが整備されているかもしれません。

KDDI ひかりone ギガ得プランに乗り換えてみた

  • 2009/03/08(日) 23:37:04

今まで我が家では、KDDIの光ファイバーサービス「ひかりoneホーム」の100Mbps占有タイプの契約をしていたのですが、この度同社の1000Mbps共有タイプの「ギガ得プラン」に切り替えることとなりました。というか、親が電話勧誘を受けて知らぬ間に契約をしていたというオチですが・・・

それで、回線を切り替えた結果ですが、前より少々あがっている程度でしょうか。

環境は無線で、こんな感じです。
【無線】IEEE 802.11n Draft
【親機】AtermWR8500N
【子機】WLI-TX4-AG300
【障害物】同一階で壁一枚
昔書いた自分のブログを見直すと、11nの無線で20Mbpsの速度だったようです。

で、同一環境にて試してみた結果が以下の通りです。



ただ、これも時間によってばらつきがあるようです。上記測定結果が日曜日の18時頃のものですが、同じ日曜日の21時半ごろに計ってみると、この通りさらに速度が低下しています。



と思ったら、23時半の測定では速度が上がったりしました。



これはおそらく、共有タイプであることから、アクセスの集中する時間帯になると速度が低下していくのだと思います。

さて、それでも今までの占有タイプより速度は上がっているようですし、乗り換えは無意味ではなかったのではないかと思います。もちろん、これから共有人数が増えて速度がどんどん低下する可能性は否定できませんが。

それとともに、今回の測定で思ったのが、KDDIの貸し出しサービスによる無線機能の無意味さです。
BB Watchの「KDDI、上下最大1GbpsのFTTHサービス「ギガ得プラン」」によると、貸し出し親機の無線LAN機能を月額420円で提供とありますが、この無線LAN機能が11gまでしか対応していなく、確実に私が今回行った上記測定結果を下回ります。どうせ、一度契約したら長期使い続けるわけですし、11nの無線LAN環境を構築した方がお得と言えるのではないでしょうか。せっかくのギガ得ですし。

グーグルの成長神話もついにストップか?

  • 2009/01/25(日) 22:58:28

2人の学生によって作られた検索エンジンから始まり世界に名だたるIT企業に成長したグーグル。その成長の勢いはシリコンバレーにおけるアメリカンドリームの典型とされていましたが、やはり今回の不況による波には勝てず、少々陰りを見せつつあります。

まず、2009年1月22日に発表された決算ですが、大幅減益となりました。

米インターネット検索大手グーグルが22日発表した2008年10−12月期決算は、売上高が前年同期比18%増の57億90万4000ドル(約5100億円)と増収を確保したが、純利益は68%減の3億8244万2000ドルと大幅減益となった。減益は04年の上場以来初めて。

(以下略)


グーグル、上場以来初の減益 投資評価損やコスト増響く(47ニュース・共同通信)


おそらくこの減益が原因でしょうが、他社の例に漏れずとうとうグリストラを開始し、一部サービスも終了となっています。

 米グーグルは2009年1月14日(米国時間)、人材採用部門の縮小や開発拠点閉鎖、「Google Notebook」といったサービス終了などを含むリストラ策を発表した。人材採用部門で100人程度の人員削減を行うほか、米国テキサス州、ノルウェー、スウェーデンの開発拠点を閉鎖し、人員を他の拠点に異動させる。

(以下略)

グーグルがリストラに着手、人員や開発拠点の削減に加え一部サービスを終了(ITpro)


また、この会社は働きやすいことでも有名で、社員はセグウェイを使い回し、食事もおいしく、おもちゃも持ち込み放題ということで、過去2年働きやすい企業No1の座にあったわけですが、今年の調査では4位に転落となりました。

 米経済誌Fortuneは1月23日、「最も働きやすい米国企業」トップ100を発表した。過去6年間、この企業ランキングの常連となり、年々売上高を伸ばしつつ従業員の士気を高めてきたデータストレージ大手のNetAppが、昨年の14位から今年1位へ浮上した。

 過去2年連続で首位だったGoogleは、4位に落ちた。

(以下略)


Fortuneの「働きやすい企業」ランキング、Googleは4位に転落(ITmedia)


数々の優秀な人材を集め、多くの人にとって夢の企業だったグーグルも、100年に一度のこの危機には辛い現実に立ち向かわなければならなくなったのかもしれません。

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