近年のメモリの暴落はなんだったのか?

  • 2008/12/28(日) 23:13:39

昨年の今頃とと比べると、近年異常なほどメモリの価格が下がっています。
「今が買い時!」などのニュースがIT系のサイトや雑誌などでしきりに持ち上げられていたことから、皆さんご存じでしょうが、はて、何故ここまでメモリの価格が下がってきたのでしょうか?

真っ先に考えられるのが、9月15日のリーマンショックに伴う金融収縮だろうということで、色々と探してみましたが、AKIBA WatchのPC2-6400 2GBの価格推移グラフ、
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20081227/graph/gi_h3d80_2gu.html
を見ると、ちょうど9月あたりから急激に値下がりが起きています。

一般消費者の購買意欲が減退したのか、それとも企業が設備投資へ回す資金が減ったのかはわかりませんが、金融危機によりメモリ需要は確実に減り、その分価格が下がっていったようです。

一応、円高の線でも考えてみたのですが、ウォン安になっている韓国の半導体メーカーも日本のメーカーと同様に不振に苦しんでいることから、円高の影響というのは主たるものではないようです。

ただ、各社そろそろ一斉に減産に入った模様で、そろそろメモリ価格の下落も一段落となりそうです。欲しい人で価格の底を待っていた人はそろそろが買い時だと思います。

IT業界でも環境に配慮できるか?

  • 2007/03/07(水) 03:53:40

環境に一番負荷を掛けている業界としてイメージが湧くのが、やはり製造業でしょう。
しかし、最近では批判の矢面に立たされているからこそ、製造業は環境に気をつけて、負荷削減に努めているようです。

そういったわけで、他業種の環境負荷が気になります。例えば、IT業界においてのサーバーの電力消費はもの凄いことになっているようです。


 今月、米ブッシュ大統領が一般教書演説で省エネルギー問題や温室効果ガスの削減に言及したことが注目を浴びている。実は、米ネット業界でも、このエネルギー問題は極めて重要なテーマになっているのだ。

 普段、私たちがインターネット検索をする場合、おおよそ一度に7000台以上のコンピューターサーバーを稼働させていると言われている。全世界のサーバー台数は、2000年に比べて倍増し、今や2800万台に上っている。


(以下略)

サーバーの消費電力が大きな問題に(NB online)



あまりパソコンを使わない方にはイメージが湧かないかも知れませんがコンピューターというのは電力消費の固まりです。

ハードディスクは一分間に数千回から一万回以上回転するため、そのモーターは働きっぱなしです。頭脳であるCPUは暖房器具のごとく熱を発生し、それを外部に排出するためにファンは回り続けます。
データセンターなどでは、排出したねつがこもり続ける訳ですから、その対策のために冷房を掛けなければなりません。


ただ、サーバーの電力消費が大きな問題となってきたということは、低電力で高パフォーマンスのパーツの需要がさらに大きくなり得ます。
例えば、インテルのCore2 DUOもその流れでしょうけど、書き換え回数を大きく伸ばしたフラッシュメモリが出来上がったら、ハードディスクに一気に置き換わってしまうということも考えられます。


まぁ、それよりも消費電力量を同じにして、電力を安く買えるところに流れるという安易な解決方法が短期的には採られるのでしょうけど。


余談ですが、最近環境に負荷を掛ける量を増やしているのは小売業らしいです。
最近はスーパーなども24時間営業を行い、その営業時間伸びた分だけ光熱費が増えているという話です。

Felicaのセキュリティの高さを利用した、便利な動画配信サービス

  • 2007/03/06(火) 00:41:59

インテル、フェイス、吉本興業らが、新しい動画販売サービスの実験を行うことを発表しました。
コピーワンスなどによって見られるシーンの限られるデジタル動画を、おサイフケータイなどに使われるICチップFeliCaを鍵として、どこでも視聴できるようにするサービスです。


インテル、フェイス、吉本興業の3社は3月5日、FeliCaを搭載した携帯電話とPC向けに開発した有料動画配信方式の実証実験を始めると発表した。
動画コンテンツを購入した携帯電話をPCにかざすと、PCでも購入した同じ動画を簡単に視聴できるようにした。
購入した動画をどこでも好きな時に楽しめる新サービスとして、実験の結果を踏まえて年内の商用化を目指す。

 フェイスが開発した権利認証技術「Near Field Right Management」(NFRM)を活用する。
まずFeliCa携帯電話で有料動画を購入。そのまま携帯電話でも楽しめるが、FeliCaポートと専用ソフトを搭載したPCにかざすと、コンテンツの権利情報をFeliCa経由でPCに転送。
PC向け配信サービスに接続し、同じ内容の動画をPCでも楽しめる仕組みだ。


(以下略)
携帯で買った動画をPCでも FeliCaで認証、実験サービス開始



このサービス、実に興味深いです。

例えば視聴者の録画画像のコピーを制限するコピーワンスなどは、著作権保護物の海賊版流通を妨げるために、私的利用すら制限してしまっているわけですが、逆に言えば私的利用に留まるならことが証明されれば、コピーなどはいくらしても構わないことになります。


そこで私的利用であるといことを証明するための鍵として注目されたのが携帯電話のFeliCaですね。
FeliCaは今の所、暗号を破られたという話も無く、そのセキュリティの信頼性は高いです。


また、ITmedia同記事にてフェイス取締役の踊契三氏が述べている
「CDやDVDと違い、ケータイを貸し借りすることはない」
という考え方は、当たり前のように見えて、鋭い着眼点です。

今日、携帯電話はプライバシーが集合したもので、しかもクレジットカード機能まで中に入ってしまっているわけですから、ある意味自宅の鍵より他人に渡しにくいものです。
それを著作権保護の鍵とする考えかたは、今まで他には無かったのではないでしょうか?


ただ、この先進的で便利なサービスも問題点があります。
携帯電話のFelicaの普及率は年々高まっていますが、読み取り側のPCパーツであるFeliCaポートが殆ど普及していないのです。

今の所、自社のPCにFeliCaポートを内蔵させているのはSonyとNEC位です。PC全体から見ると1%にも満たないのではないでしょうか。
確かに、Sonyの紹介などを読むと、FiliCaを使った認証システムはそれなりに便利そうには見えます。

しかし、認証システムならば生体認証などのライバルもあるために、なんの働きかけもせずに他社が採用していくというのは考えにくいです。


しかし、このサービスの実験にはインテルが参加していること、またインテルはマイクロソフトと共にFeliCaの有用性を述べていることから考えると、インテルのチップセットにFelicaポートの標準搭載も考えられるということでしょうか?

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