PlayStation3 値下げで売り上げ300%増

  • 2009/09/28(月) 00:00:27

ソニーのPlayStation3が8月に値下げされ、9月には新モデルが投入されましたが。これが大幅な売り上げ増を招きました。

当初のアナリストの予想では、売り上げの増加は4割〜6割という予想でした。

 NPD Groupのアナリスト、アニタ・フレイザー氏はInformation Weekに対し、この値下げで売り上げが増え、ソニーの9月の米国での売り上げは多くて60%増える可能性があるとの予測を語っている。「299ドルという価格は、価格に敏感な消費者という次のユーザー層が市場に飛び込んで来られるポイントに到達する上で重要だ。PS3の売れ行きが再び活発になるのはほぼ確実だ」とフレイザー氏は同紙のメール取材に対して述べている。「9月の月次報告が出るときには、PS3の販売台数は40〜60%増となっているだろう」

(以下略)


「PS3、値下げで売り上げ4〜6割増」アナリスト予測(ITmedia)


しかし、実際の所、売り上げの増加は4割〜6割増どころの話ではなく、30割増。つまり300%増しです。

 プレイステーション 3(PS3)を先月100ドル値下げした後、売り上げが急増したと、ソニーのプレイステーション事業責任者が9月23日に語った。

 「値下げ前と比べて約300%販売が増えた」とSony Computer Entertainment of Americ(SCEA)のジャック・トレットンCEOは取材の中で語った。「前年と比べてもかなり伸びている」

 この数字は、ソニーがPS3を値下げしたあとの3週間と、値下げ前の3週間の売り上げを比較したもの。

(一部抜粋)


PS3、値下げで売り上げ300%増 品不足の可能性も(ITmedia)


この値下げによってこれだけ売り上げが上がったと言うことは、皆が適切な値段として待ち望んでいたのが、今の値段だということになりますね。

ところで、ここまで値段が下がってくると、次に期待したのがPS2プレイ機能の搭載です。
一時期、PS3は値段の高さから売れず、コストカットのためにPS2のソフトを実行する部品を外したわけですが、そろそろ実行機能をつけてくれも良いような気がします。

ネットでは、ソフトウェアアップデートにてPS2に対応するという噂が駆け巡り、事実、ソニーはPS3に搭載されているCELLプロセッサにてPS2を実行する特許を取得しています。


Siliconera >> Sony Patents Emotion Engine Emulation Technology For Cell Processors

この記事によると、アメリカのソニー・コンピュータエンタテイメントがPS3のCellプロセッサを利用してPS2のCPUである「Emotion Engine」の動作を再現する技術の特許を取得したそうです。


ソニーがPS3でPS2ソフトを動作させる特許を取得、再び悲願の互換性実現へ前進か(Gigazine)


ただ、engadget日本版によると、SCEAのハードウェアマーケティング担当者John Koller氏の完全否定が載せられています。

SCEAのハードウェアマーケティング担当者 John Koller氏が Ars Technicaに答えたのは:

後方互換について騒ぐのはもうやめるべきですか?

Koller :「(PS2 互換は) もう復活しない。ここではっきりさせてほしい」「(PS2互換は) いわれているほど購入理由として大きなものではない。PS3には相当のラインナップが揃ってきたし、ほとんどの人はPS3ゲームのためにPS3を買っている。PS3ゲームとBlu-ray映画のために。」「 互換性は今後も戻ってこない」。

(一部抜粋)


ソニー:PS3にPS2互換は復活しません。将来も。(engadget日本版)


個人的な意見としては、やはり、初期バージョンより全ての性能を上回る新バージョンを買いたいと思いますが、同じように考えている人はどれほどいますかねぇ?

日経ビジネスのデジタル家電悲観論とイノベーションのジレンマ

  • 2009/05/17(日) 18:52:18

学生時代に、日経ビジネスを定期購読してから2年目になりますが、どうも最近の日経ビジネスは悲観が過ぎる気がします。
例えば、特集企画は批判的な内容でも、対策案を提案し、具体化している日本企業を挙げているのですが、今週の特集記事ではほぼ悲観論が占められていました。

今週の特集記事「激安デジタルの驚異 〜液晶テレビは誰でも作れる〜」の記事項目の見出しは以下の通りになっています。

激安デジタルの驚異〜液晶テレビは誰でも作れる〜
 5万円テレビはこう作る
 ・テレビ選びの基準がかわる?
 ・不況が生んだ激安液晶テレビ
 ・高機能はもう要らない
 ・デジタル3兆円市場が消える
 ・価値の源泉、気づけばリスク
 山賊ケータイ、市場略奪
 ・価格は正規品の8分の1」も
 ・山寨機の経済圏が確立
 ・日本流の市場開拓に暗雲
 ・日経部品・素材は新興国シフト
 ・NECは高級ニッチ路線に転換
 ネットとの融合は幻想
 ・「ネットでも儲ける」が合い言葉だが
 ・IT業界の巨人も参戦
 ・「進化」でなく「変異」の開発を

日経ビジネス 5月18日号 P24〜P38(日経BP社)


上記記事で挙げられている中で挙げられている対策案らしい内容が記述されてるのは『「進化」でなく「変異」の開発を』の項目だけでした。ただ言ってることは的外れではないんですよね。

要は、日本の家電業界はクレイトン・クリステンセン氏の挙げている「イノベーションのジレンマ」の状態にあるのではないかと私は思っています。
参考:イノベーションのジレンマ(Wikipedia)

ちなみに、クリステンセン氏は2003年の基調講演にて、従来商品の価値を打ち壊す「破壊的イノベーション」に対抗するにはどうすれば良いのかについて以下のように語っています。

 破壊的イノベーターを相手に巻き返しを図るためには、大企業は子会社を設立し、しかもその子会社に親会社を脅かすほどの自主性を与える覚悟が必要です。最近、いくつかこのような例が現れています。HPはレーザープリンタ事業の一環としてインクジェットプリンタの販売を行っていましたが、あまりうまくいきませんでした。そこでHPは、レーザープリンタ事業に影響が出るのを覚悟で、バンクーバに独立組織を設立しました。

(一部引用)

イノベーションのジレンマに陥る優良企業たち(CNET JAPAN)


上記のように、悲観的な状況においても対策を挙げられることはいくらでもできます。
正直なところ、批判文だけならネット上のブログや掲示板で十分です。
私が情報にお金を払っているのは、個人では扱うのが難しい、具体的で前向きなレポートや提言であり、そこら辺の素人に行える程度のものではないのではありません。
日経ビジネス誌にはその辺りをもう少し考慮していただけるとありがたいのですが。

Lenovo好調--次の分岐点は2008年か

  • 2007/11/05(月) 04:00:18

 IBMからコンピュータ部門を買収し、Thinkpadブランドを擁するLenovoですが、暫くは不調が続いていました。
 しかし、今期決算発表の結果は好調だったようです。

 しかし、これからLenovoの行く末が好調かどうかは分からず、もしかすると減退する可能性も十分にあり得ます。

 世界的に根強いPC需要と安定した市場シェアを背景に、中国Lenovo Groupの四半期利益が約3倍となった。Lenovoは台湾のAcerと世界第3位のPCメーカーの地位をめぐり、戦いを繰り広げている。

 この業績は、Lenovoが2005年にIBMから低迷しているPC事業部門を12億5000万ドルで買収して以来、2番目の好業績となる。

 IDCによれば、グローバルブランドの確立を目指している数少ない中国企業の1つであるLenovoは、第3四半期、世界中のPC出荷台数の8.2%を占め、第3位の地位を維持し、一方のAcerは8.1%の市場シェアで、Lenovoに肉薄した。


(以下略)

レノボ四半期決算--利益が約3倍に:ニュース - CNET Japan


 特に、大きな分岐点となりうるのが現在のLenovo「IBM Thinkpad」がLenovo「Thinkpad」になった時、つまりIBMのロゴが消えた時です。

 私が今使っているのはLenovo世代に入った後のThinkpadですが、なんら問題なく使えています。ドライバのサポートなども秀逸であるため、不満点は少ないです。
 しかし、他の人に聞くと中国企業のPCというだけで毛嫌いしている人も多いです。

 確かに、最近は中国製品関連の不安が多く、実際実害まで出ています。よって中国の会社のものというだけでためらう人が出てくるの無理は無いと思います。

 現時点は、IBMブランドが消えるのは2008年予定となっています。
 もし、日本において好調を続けるとしたら、『安全安心高機能』なLevnovoブランドを確立する以外道はないと言って過言ではないでしょう。

HOME |