Google ラジオを新しい広告先に

  • 2006/11/29(水) 23:20:49

「世界中の情報を全て整理し尽くす」という目的を持っているGoogle。
そのGoogleにとって、広告ビジネスというのは、あくまで目的を達成するための副次的な手段に過ぎないのでしょうけど、それでも先立つものがなければやりたいことも出来ないわけです。

というわけで、Googleの大事な収益源である広告のモデルにおいて、新たに打ち出すのはラジオコマーシャルです。
その詳細は以下の通り

1. 各ラジオ局の持つ広告在庫管理システムに、Google側のシステムがアクセスし、広告主の選考基準にマッチした在庫(広告放送枠)を探し出す。
2. 広告主のリクエストに応じて、Googleのシステムがマッチする広告と在庫を組み合わせる。
3. Googleのシステムがラジオ局側のシステムに自動的に発注をかけ、在庫を予約する。

(中略)

GoogleのCEO、Eric Schmidtはこれまで公の席でなんどか「GPSを利用して、非常にターゲットを絞り込んだパーソナライズされた広告を、車載ラジオに向けて提供する」というアイデアを語ってきており――
(以下略)


グーグルのラジオ広告システム--「年内にもベータ公開」の予想(CNET JAPAN)

要は、普通のラジオの広告枠に、放送局が入れるべき広告をGoogleが担当する。
そして、受信機ごとに、その場所によって流れる広告をコントロールし、別々のコマーシャルを配信する、といったところでしょうか。



と、まぁ、話だけ聞くともの凄い技術に聞こえるのですが、既存のシステムを鑑みるとどのように実現しているかが判りません。

まず、例として日本で配信しているラジオを考えると、同じ周波数の番組でありながら、広告の時間だけ別の内容を送るなんて不可能です。
日本から送ったラジオが、韓国やらロシアまでいっていまうということがあるのですから、狭い範囲だけに送るなんてとてもとても。


その他、受信機ごとに別々の情報を送るシステムというと、携帯電話が思い浮かびますが、あれはインフラ整備に金がかかりすぎ、しかも音質も最低限です。
というわけで、携帯電話のシステムも考えにくいかと。


Googleは、今年中に試験的運営を始めるというのですから、物理的にはそれほど難しい技術を使っているわけでは無いのでしょう。
地上デジタルのように、受信機を新しくしなければならないということは絶対にないはずです。

本格的にサービスが開始されれば、どのようなサービスかの情報がもう少し出てくるはずですが……

任天堂Wii アメリカにてプレイステーション3の1,5倍の売り上げ

  • 2006/11/29(水) 02:05:38

現在アメリカで繰り広げられている、アメリカでのゲーム機の三つ巴の争い。
私としては、プレイステーション3とWii、日本の二台のゲーム機がどちらが優勢に立つかに興味があるのですが、現在のところWiiの方が優勢のようです。


 任天堂が19日に北・南米市場で発売した新型ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売台数が、発売後8日間で60万台以上になったと28日までに発表した。
販売店では発売当日に売り切れるケースが相次いでいるという。年内に米市場で200万台を販売する計画で、好調な滑り出しとなった。


任天堂「Wii」、米市場発売後8日で60万台販売(NIKKEI NET)

それに対して、プレイステーション3のアメリカでの初回出荷分が40万台。
現在ではWiiの方が1,5倍の売り上げ台数をたたき出していることになります。

もちろんプレイステーション3が十分出荷体制を整えられたとしたら、勝敗が逆になるというのもあったかも知れませんが、どちらにせよ、SEC陣営の開発戦略の失敗が原因となっているのに違いないので、プレイステーション3の負けは負けです。




話は変わりますが、ゲーム機の販売は、本当にアメリカ市場の方が優遇されていますね。プレイステーション3は日本市場の三倍発売。Wiiもアメリカの方が先行発売になります。
さすが、世界一のゲーム市場という所ですが、心配になることもあります。

それは、このアメリカの優遇っぷりが日本のゲームユーザーに不利益をもたらさないか、ということ。


ゲーム機が日本の方に回ってこないということで、既に不利益が生じている言って良いのですが、それよりも、ゲームソフトの開発も、アメリカ人向けの作り方にシフトしていかないかというのが心配です。


日本人とアメリカ人ではゲームの内容の嗜好が違うという話があります。
日本人はRPGなどのじっくりと考えてプレイするゲームを好む傾向にあり、アメリカ人はアクションなどのパッと華やかで短時間でプレイできるゲームを好むらしいです。

これを踏まえて、近い将来、ゲームソフトの製作姿勢までアメリカ人向けにされて、日本人のゲームユーザー達がゲームをすることから離れていくという事態にならないでしょうか。


ゲーム市場は縮小し、その逆開発費用は年々増加しているという状況下、最大多数のために少数を犠牲にするということは、そうあり得ない話では無いと思うのですが。

『Really?Really!』 レビュー

  • 2006/11/28(火) 03:06:38

本作『Really?Really!』は、美少女ゲームブランド『Navel』から出た、『SHUFFLE』のスピンオフ作品第二弾です。
前スピンオフ作『Tick! Tack!』がSHUFFLEのヒロイン、ネリネをメインとしたのに対して、今回は芙蓉楓をメインヒロインとした作品です。


Really?Really!をプレイしてとしては、前作のTick! Tack!の不満の出たところを上手く改善し、しかもゲーム性を高めたモノして、隙のない作品に出来上がったなという感じを覚えました。

以下は美少女ゲームのレビューなので、興味のない方にはスルーなさることを推奨します。


シナリオ
シナリオ担当は『あごバリア』氏。現在Navelに所属しているライターさんで、SHUFFLEから一連のシリーズのシナリオを一人で担当なさっている方です。


本作Really!Really?では、魔法の実験の失敗の余波で矛盾だらけとなった楓の記憶世界に入り込み、その矛盾を修正していくというゲーム内容となっているのですが、その設定が良かったのか、実にバランス良いシナリオ具合となっています。

記憶世界の矛盾は、シリアスからギャグまでよりどりみどり。ある意味、『現実でない』ということがめいっぱい活用されています。
ただし、ギャグにはパロディも多く含まれているため、その辺りが苦手な人には鼻につくかもしれません。
ちょっと重い浮かんだだけでも、今作で使われているネタは、逆転裁判から名探偵コナン、声優ネタを含めた涼宮ハルヒから2ch用語と多岐に渡ります。


一応、楓がヒロインということで、アニメのようなホラー&サスペンスを危惧している方もいらっしゃるのと思うのですが、本作では
あそこまで酷いということはありませんでした。
シリアス具合はSHUFFLE!よりも、気持ち多い程度。大体小説と同じ具合でしょうか。
とりあえず、空鍋もカッターナイフも出てきません。


実は、SHUFFLE!本編よりも面白かったんですが、これは良いことなのか、悪いことなのか判断に困ります……



グラフィック
原画は『西又葵』氏と『鈴平ひろ』氏。両氏とも女性の原画家さんです。
絵を描いている方は、時間の変遷と共に絵のタッチが変わってしまい、過去の作品のキャラクターを描けなくなるということが多々あるんですが、Really?Really!に関しては、それほどのキャラクターに違和感は覚えませんでした。


話の趣旨が過去の記憶の修正というものである以上、その記憶世界はSHUFFLE本編とも被るところがあるのですが、原画は大体書き下ろし、使い回しは極小です。
まぁ、書き下ろしなのはシナリオも変わらないのですが。

立ち絵に関しては逆に、SHUFFLE!の使い回しが多いです。使えるところはそのままで、しかし幼少期など、今まで出てこなかった部分での立ち絵や、新キャラの立ち絵などはもちろん書き下ろしです。


ただ、ちょっとデッサンが崩れているんじゃないかなぁ、と思うところもちらほらと……
私の場合は、それほど気にはなりませんでしたが。


システム
今作Really?Really!の売りは、なんと言ってもReallyシステム。
作中では、各時期ごとのイベントが『記憶世界』というもので別れていて、その記憶世界を巡ることになります。

その中でシナリオを進めていくと、矛盾を修正するために『キーワード』が手に入り、そのキーワードをアイテムとして、矛盾部分で使用すると記憶の修正完了。次の記憶世界に進んでいくという流れになっています。


難度としては高すぎず、低すぎず。キーワードを突きつける部分ではイベントとして独立しているので、それほど広い範囲を迷わずに済むのですが、話が進むごとにキーワードの数は増えるので、その分難度は上がっています。
とはいっても、ある程度失敗するとヒント機能が出てくるので、完全に詰まるということは無いと思います。

あるとしたら、多分一ヶ所。私は、結局キーワードをしらみつぶしで探す羽目になりました。


ただ、単純なアドベンチャーゲームにしないためのシステムとしては、実に良い物でした。



推奨、非推奨
こんな方にお奨め
・SHUFFLE!世界を気に入ってる方
・これまでの作品をプレイ済みの方

こんな方にはお奨め出来ません
・アニメ並みの辛い展開をあえて望んでいる方
・SHUFFLE!シリーズにまったく触れたことのない方


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