『いつか、届く、あの空に。』 レビュー

  • 2007/01/31(水) 02:13:57

購入したまま、忙しくて置いておいたLump of sugerの『いつか、届く、あの空に。』ですが、やっと終わらせたのでレビューをアップしておきます。

一応、体験版を未プレイの方は一度体験版の方をプレイなさることをお奨めします。
以下レビューは、あくまで体験版の内容に含まれる前半部分を知っている人向けの内容です。


前半パート部分のレビューはこちら


完全ネタバレの考察はこちら。現在年表を作成したところです。
『いつか、届く、あの空に。』 考察




シナリオ
シナリオライターは『朱門優』さん。前回シナリオ担当をしたのが、キャラメルBOXの『めぐり、ひとひら。』だったので、今回も伝記物で来るのかなと思ったのですが、今作『いつか、届く、あの空に。』はちょっと毛色が違いました。


まず、日本を舞台にして旧家の因縁やら不可思議な現象やらが出てくるのがセオリーですが、今作で主にベースになっているのは北欧神話です。
しかも、本編中ではそれを明示されていないため、話を読み進めていると何が何だか判りにくくてしょうがないです。

また、各ヒロインごとの話で回収される複線がまったくの別々であるため、ヒロインの話単体では裏が理解できないようになっています。
すんなりと理解できるのは、北欧神話についてかなりの知識を持っているか、全ルートを2周、3周してからでやっとだと思います。

よく言えば、話の裏などを考察したり考えたりする人には格好の材料ですが、悪く言えば、わかりやすい話の組み立てを放棄したシナリオ構成となっています。


ただし、複線とか話の裏を覗けばどのキャラクターも深く掘り下げられて描写されており、こいつは要らないだろうと思えるようなキャラクターはいませんでした。

そう言う意味では、難しい所は読み取るのは抜きにして、メッセージスキップを併用しつつ流れを読み取るのもありかも知れません。
雰囲気だけでも結構楽しめる出来ですし。



グラフィック
原画は『萌木原ふみたけ』さん。Lump of sugerの原画家さんにして、一流どころと言って言い方ではないかと思います。
先日秋葉原で行われたサイン会のうち、11時開始で行われた物は、始発から並ぶ人が出てくるほどの盛況ぶりだったとか。


で、原画に関しては萌木原さんの画力もあって、全体的に質も高く、またメインヒロインが3人しかいないため枚数も十分でしたが、どうもCGの使い方が贅沢すぎる気もしました。

どうも、一枚のCGに対して割り当てられているテキスト量が少なかったり、シーンとしては1つなのに何故か数枚のCGが割り当てられたりというのはもったいないと思えてしょうがなかったです。
節約するところは節約すれば、ヒロインもう一人分位のシナリオにわりあてることが出来たと思います。


システム
『いつか、届く、あの空に。』は前作『Nursery Rhyme』と比べて選択肢の数は極小です。前半分、つまり体験版の収録されている部分のみでどのヒロインのルートに行くかは決まり、その後は読み進めるのみです。

あと、体験版で散々言われていたダブルクリックによるセーブとロードは実装されています。クイックロードとクイックセーブは無いままでしたが。

その他は、とくにバグらしいバグも見あたらず、その他不便と感じるところもありませんでした。



推奨、非推奨
こんな方にお奨め
・シナリオライター『朱門優』や原画家「萌木原ふみたけ」の作品に興味のある方
・難解な話の裏を読むのが好きな方
・伝記物や戦闘描写のある話が好きな方


こんな方にはお奨めできません
・どのヒロインの話に進んでも、全員が幸せになっていないと気が済まない方
・読み手に不親切な文章は嫌いな方
・少年漫画の如く話の規模が大きくなっていくというのは好まない方

ドコモの携帯フルブラウザ 定額サービス開始へ

  • 2007/01/30(火) 01:07:36

最近の携帯業界は、auがCMで大攻勢を掛け、ソフトバンクは良くも悪くも話題で一杯でした。
しかし、ドコモは今一振るわず、影が薄いのが現状でした。
例えば、携帯から一般のウェブページを覗くことの出来るフルブラウザにしても、ドコモの場合は定額サービスの枠外であるため、使えば使うほどとんでもない代金がかかっていましたし。


しかし、3月からドコモもフルブラウザの定額サービスを始めるという話です。



NTTドコモは三月にも、携帯電話でパソコン向けのインターネットサイトが定額で見られる料金プランを導入する。KDDI(au)とソフトバンクモバイルは同様のプランを導入済みで、三社のサービスが出そろう。
携帯各社はネットの使い勝手をパソコン並みに高めるための検索機能強化などで競い合っており、携帯の「パソコン化」が一段と加速する。


(以下略)

  日本経済新聞(1月27日)


これは結構楽しみな話です。そもそもi-modeで見られるサイトは基本的にはCompact HTMLといった言語で書かれていて、ご存じの通りどのサイトも簡素です。
それが一般のサイトも覗けるようになれば、手に入る情報量も格段に多くなることになります。

ちなみに、日本経済新聞によると、フルブラウザの定額サービスが5700円となっています。これは普通のi-modeパケットも併せての値段でしょう。
他社の上限額と比べると、多少安い値段にはなっています。


しかし、このフルブラウザを使う場合は、第三世代の通常のFOMAの通信速度では辛いような気がします。
現在、FOMAの通信速度が最大384kbpsです。コレに対して光ファイバーの通信速度最大値は100Mbps。1Mbps=1000kbpsであることを考えると比べものにならない位遅いです。
おそらく、普通のPCサイトを見るのにもイライラとさせられるでしょう。


やはり、フルブラウザの定額契約を結ぶなら、3.5世代の通信形式、つまり、High-Speedに対応しているものを使うのがベストだと思います。最近は画像なども増えてきたので、ページ自体も重い物が多いですし、接続待ち時間の短縮にもなります。


私は、F903ix High-Speedが出たら買うつもりなので、そのときは色々とレビューを書いてみようと思っています。

とうとうYouTubeの検索エンジンにGoogleが

  • 2007/01/29(月) 00:39:00

YouTubeがGoogleに買収されてからも、金銭的な話ばかりで技術提供の話は持ち上がっていませんでした。

しかし、やっとのことでYouTubeにGoogleの合併した影響が出てきました。まずは、YouTubeにGoogleの検索エンジンが使用されるとのこと。

 米YouTubeは25日、同社が運営する動画共有サイト「YouTube」において、Googleの検索エンジンを採用するなど複数の新機能を追加した。同日、YouTubeのブログで明らかにした。

 YouTubeでは、Googleの検索エンジンを搭載したことにより、「子猫が眠っている姿を収めたお気に入りの動画を祖母に見せるとき、これまで以上にその動画を簡単に探せるようになる」とコメント。
また、YouTubeの動画が、動画検索・販売サイト「Google Video」からも検索できるようになり、YouTubeに投稿した動画がより大勢に見られる機会が増えるとしている。


(以下略)

YouTube、Googleの検索エンジンを採用 (Internet Watch)



私はそう頻繁にYouTubを使っていたわけではないので、実際に試してみると確かにに心なしか検索能力が上がっているような気がします。
しかし、やはり動画検索技術は完璧に出来上がっていないのか、満足いくほどではないというのが正直なところです。


Googleの検索の方式というのは、あくまで単語の組み合わせと被リンク数が元となっています。

しかし、普通のウェブページと比べると、YouTubeの動画に付いている文は動画の名前とタグくらいです。そのため、Googleの検索エンジンにとってその動画がどのような「意味」を持っているかが判りにくいです。

そして、被リンクに関してもウェブページと比べて動画数は極小なので、被リンクから考えた動画の順位付けの精度というのはどうしても落ちます。


しかし、Googleにとって現状では検索精度が低いというのは織り込み済みでしょうね。
なぜなら、これから動画の検索エンジンを完璧にするためにGoogleは赤字を続けるYouTubeを買収したのですから。
世界で一番動画と閲覧者が集まるYouTubeという場所を使って、これからGoogleの試行錯誤が始まるのでしょう。

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