YouTubeやニコニコ動画の

  • 2007/10/31(水) 01:00:45

 とうとう待ちに待った時が来そうです。
 今までの動画共有サイトはアップされる動画はことごとくブラックに近いグレーゾーンでした。なぜならユーザー製作の動画は著作物を使われているものが大半で、しかも使用手続きが面倒だったり割高だったりで著作者にはお金が入ってこない状況だったからです。

 しかし、YouTubeやニコニコ動画を擁するニワンゴが、アップされた動画に使われる音楽に対しての著作権料をJASRACに払うということが実現化しそうです。

 映画やアニメ、テレビ番組などが勝手に大量にアップロードされ、見放題。ユーザーが重宝がる一方で権利者側は怒りをあらわにする。提供会社は違法動画の削除にも取り組むがモグラたたき状態で、権利者との溝は広がるばかり――動画投稿サイトの著作権をめぐるそんな状況が、大きく転換する兆しを見せている。

 動画投稿サイト世界最大手の米YouTube。再生中の動画の画面上にコメントを付けられるという独自機能でユーザーの支持を急速に広げている「ニコニコ動画」の運営企業、ニワンゴ。この2社がそれぞれ、日本音楽著作権協会(JASRAC)との間で音楽著作権の包括許諾に向けた協議を始めたことが、 2007年10月30日に明らかになった。

(以下略)



YouTubeとニコニコ動画、「脱違法」へ――JASRACと著作権協議開始:ITpro


 これは、私を含めた多くの人々が実現化を夢想し、そして待ちに待っていた「事件」です。
 
 今は昔、JASRACがインターネット上で発表された著作物を使用した作品に対して、非商用であっても使用料を徴収することを発表し、それ以後MADやFlashなどの数が激減したことがありました。
 このときは使用料の高さが問題だったわけですが、それによって数々の才能が埋没してしまいました。

 その使用料をYouTubeやニコニコ動画が肩代わりしてくれるというのなら、今まで法律違反におびえていた作者も堂々と作品を発表するようになるでしょう。今まででもグレーゾーンと割り切った人々の発表はありましたが、それでも萎縮する雰囲気はありました。それが取っ払われるわけですから、これからは勢いが変わると予想されます。
 また、作品発表の場としてYouTubeやニコニコ動画の価値はますます上がり、ほとんど独占状態になるでしょう。


 ただ、ここで勘違いしてはならないのが、このJASRACとの協議が上手くいったとしても、テレビなどで放映されている映像作品に関しての著作権問題は依然としてクリアされていないということです。
 映像作品においてはJASRACのようにとりまとめて管理している団体が無いため、映像の権利管理の処理は音楽より更に遅れそうです。

 ということで、例えば初音ミクの作品やJASRAC管理曲を使った動画はOKで、アニメ作品などのMADはありかわらずNGということになりそうです。
 それでも、これからの一般の人々による映像製作は、さらにプロのクオリティに迫っていくことになることは間違いありません。

楽天が50万までの補償制度を発表

  • 2007/10/30(火) 00:46:58

 秋葉原OG商会による楽天市場においての詐欺事件というのは、テレビニュースにもなったことから、記憶に新しいです。
 楽天市場という電子商取引サイトにおいて、堂々と詐欺行為が行なわれ、騒ぎになるまでそれがまかり通ってしまったことから楽天への信頼は著しく損なわれました。

 その秋葉原OG商会の事件が今年6月であったことを考えると、少々遅めのような気もしますが、とうとう楽天市場での損害が補償されることとなりました。

 楽天は10月29日、仮想モール「楽天市場」に出店する店舗の詐欺などで生じた消費者被害を補償する制度を導入した。

 出店舗の詐欺行為や倒産などで利用者が商品代金を支払い済みであるにもかかわらず、商品が届かないケースなどに適用。楽天が損害額を補償することで利用者の安心感を高め、ネット通販初心者の利用を促したい考え。

 導入した利用者補償制度「楽天あんしんショッピングサービス」は「楽天市場」で買物をしたすべての楽天会員が対象。被害を受けた利用者に年間1回まで、被害額の大半を楽天が補償する。
三木谷氏 補償制度導入を経て楽天での買い物がさらに安心になったと強調する三木谷氏

(以下略)


楽天での買い物は安心です--詐欺など消費者被害の補償制度導入:ニュース - CNET Japan


 この保証の対象となっていない商品は楽天によると以下の通りとなっています。

(補償金を支払わない場合−商品に関連する事由)

当社は、利用者が購入した商品が次の各号に該当する場合、利用者に対して補償金を支払いません。また、サービス・役務については、補償金支払いの対象となりません。
(1) 自動車、オートバイ、モーターボート、航空機、ヨット、船舶
(2) 手形、小切手、印紙、切手、商品券、旅行券、乗車券、テレホンカード、プリペイドカードその他の金券類
(3) 貴金属、宝飾品、書画、骨董品、彫刻その他の美術品
(4) 不動産
(5) 景品、プレゼント、その他商品価格が設定されていない商品

【楽天市場】「楽天だから、安心!安全!」宣言


 一応、50万までの補償を標榜してはいますが、補償限度額に満額まで届きそうな商品は除外しておこうという考えでしょうか。
 また、補償回数が一回のみというのも気になります。
 楽天が自市場内を統治しきれず、詐欺行為が横行した時に、楽天はその責を負いきることができないということになりますから。

 ただ、補償条項を読むと、補償調査などに関しては楽天が行なってくれるようなので、形ばかりの補償制度ではなさそうです。その点においては、今までより安心してユーザーは楽天で買い物をできそうです。

 まぁ、その辺りの体制の評価は不謹慎な話になりますが、もう一度事件が起こってみなければ、ということになりそうですが。

『はっぴぃ☆マーガレット』レビュー

  • 2007/10/29(月) 03:25:12

 久しぶりのレビューは、CROSSNET販売、Favorite製作の『はっぴぃ☆マーガレット』です。前作の『Wiz Anniversary fanta! feat.RURU』といい、今作の『はっぴぃ☆マーガレット』といい、ここの作品は、微妙に検索のしにくい名前となっています。

・シナリオ

 本作のシナリオライターは『伽遠蒔絵』さん、『漆原雪人』さん、『早川清子』さん、『なかひろ』さん、『舞浜ののか』さん、『蓮天』さんの6名です。
 しかし、これほどライター陣が多いゲームというのも希ですね。そもそも、公式での発表時点で5名だったのが、いつのまにか6名に増えています。

 となると心配になるのが作品としての整合性ですが、プレイしてみた感想としてはそれほど違和感は覚えませんでした。個別シナリオによって、キャラの登場頻度は違うものの、性格や行動パターンは一貫していて、複数ライターのデメリットの表出は見られませんでした。これは、おそらくシナリオの統括が上手くいっていたのだと思います。


 しかし、だからといって手放しで面白いシナリオだったかというとそう上手くはいかないようです。

 共通ルートでは、セレブの世界なぞ何も知らない主人公と突然学園理事に任命された幼なじみの稲穂が、図らずともセレブの世界に順応していくという話になっていて、プレイしていてもそのドタバタっぷりが楽しいのですが、それも個別ルートに入ると途端に失速します。

 それもこれも、主人公の学園内での立場が「理事である稲穂のおまけ」程度でしかないため、存在が空気化するからです。

 学園モノの王道は、ヒロインとの間で持ち上がる問題とその解決に終始します。
 この『はっぴぃ☆マーガレット』もその例に漏れないわけですが、その持ち上がる問題が、往々にしてヒロイン達の家庭の事情や理事会の問題などになるわけですが、どちらにせよ現時点ではなんの立場も権限もない主人公では介入できる範囲も限られているため、結局の所無力な存在となります。
 となると、主人公に出来るのはヒロインを元気づけるのみ、という空気主人公の王道しかなく、プレイしている側からも不完全燃焼感が漂います。


 よって、萌えるヒロインを期待する人にはお勧めできますが、燃える展開を求めている人にはお勧めしかねます。
 

・グラフィック
 本作のメインの原画家は『ここのか』さんです。この方の過去作ですとchienの『委員長は承認せず!』や今はなきCarrierの『桜華』までの作品です。

 正直、Favoriteの新作でここのかさんがメイン原画を担当すると聞いた時には耳を疑いました。これは良い悪いという話とは別のところで、ここのかさんのイラストというと「薄くて細い」というイメージがあったため、今までのFavariteのタッチとはどう考えても違うと思えたからです。
 しかし、本作原画を見れば判るとおり、いかにもFavoriteに合った感じになっており、一皮むけたような印象を受けました。

 この辺りの変化は見比べてみれば違いは歴然だと思います。
・はっぴぃ☆マーガレット
・委員長は承認せず

 ちなみに、これまで原画を担当していた『司田カズヒロ』さんはサブキャラ担当に回っています。ここしばらく『Wiz Anniversary』関連で色々描いていたようなので、ここらで一休みということなんでしょう。


・システム
 まず、ゲームとしてですが、選択肢が非常に少ないです。そのため難易度も低く、エンディングまでなら簡単に進むことができます。
 試してはいませんが、おそらくバットエンドもないと思います。キャラクターによっては個別ルートからエンディングまで選択肢が一つもないということもあります。

 システムとして一番気になったのは、なによりもスキップの遅さです。描画系辺りの処理で引っかかっているのか、どうもスムーズに行かずいちいち手間取ります。
 私の場合ゲーム中にエラーをはいてゲームがストップし、そのまんまセーブデータまで吹っ飛んしまったため、一度プレイしたシナリオのクリアフラグをスキップにて埋め直したのですが、このスキップの遅さゆえに非常にしんどい思いをさせられました。

 あと、非アクティブ時に微妙に重くなるような気もするのですが、こればっかりは何が原因か判らないので、言及は避けます。こちらの環境の固有問題かもしれませんし。


・推奨、非推奨


こんな方にお奨め
・お嬢様学園ものや、セレブ世界の話が好きな方
・ゲームで原画の質を求める方
・シナリオよりキャラクター性を求める方

こんな方にはお奨め出来ません
・シナリオに燃えを求める方
・主人公は活躍すべしという主張を持っている方
・シナリオの細かいところまで気にする方


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