揺れ動く携帯フィルタリング 総務省が修正要請も

  • 2008/01/31(木) 01:20:21

 子供達を守るためというお題目で未成年者原則全員加入となっている携帯電話の有害コンテンツフィルタリングですが、このフィルタリングを巡って業界は大いに揺れ動いています。

 それもそのはずで、今の携帯電話は若年層がウェブに接続するメインの手段となりつつありますから、采配の取り方によってはウェブの衰退を招く可能性があるからです。

 例えば、フィルタリングの要請をだした総務相自身も、携帯各者にフィルタリングの方法の修正要請を出しています。

 未成年者が携帯電話やPHSで有害サイトを閲覧できないようにするフィルタリングサービスについて総務省は29日、携帯各社による過剰な規制に歯止めをかける方針を固めた。

(中略)

フィルタリングの方法は主に(1)携帯電話会社の公式サイトから、有害の恐れのあるサイトを排除し、残ったサイトの閲覧を許可する「ホワイトリスト」(2)一般サイトを含め、有害情報サイトだけ遮断する「ブラックリスト」──の2方式。

 ドコモとKDDI(au)は原則ホワイトリストを適用し、希望者にはブラックリスト方式を提供する方針だ。ソフトバンクと、PHSのウィルコムはブラックリスト方式を標準適用する。

 総務省が問題視しているのはホワイトリスト方式。一般サイトにまったくアクセスできなくなり、利用激減が予想されるため。携帯のネット利用を牽引(けんいん)してきた競売サイトやネット商店街、若者の利用が急拡大しているゲーム交流や携帯小説は、ほとんど一般サイトのため接続が規制されてしまう。

(以下略)


携帯フィルタリング、総務省が“過剰規制”に「待った」 - ITmedia News


 私は携帯フィルタリングにはどちらかというと賛成という立場ですが、今回は妙に対応が急すぎたように思えます。
 本来、産業に関わる規制などは雇用や社会に多方面の影響を与えますから、十分に議論されて行われるのが通常ですが、今回は見ての通りフィルタリングを始めてから修正を始めるという、いつもと違う手順が踏まれています。
 
 このフィルタリングは総務大臣からの要請という話ですが、この状況を鑑みるに、大臣が一人で突っ走ってしまったのでしょうか。そんな感じすら伺わせます。

 まだ始まったばかりのフィルタリング、早急に対応すればウェブ産業への影響は極小となるはずです。総務省は各ウェブ企業の話に耳を傾けるべきですし、各ウェブ会社も積極的に声を上げるべきです。今のところmixiやyahooなどは積極的な発言を行っていますが、総務省に繋がりのない中小ベンチャー企業でも、手紙やメールは送れるはずです。

 有害コンテンツをフィルタリングするつもりが、携帯コンテンツが全滅したという状況が起こってしまったら笑うに笑えません。

株機能特化型携帯「SoftBank 920SH YK」3月下旬発売

  • 2008/01/29(火) 00:22:17

 挑戦的な料金プランでなにかと話題になるソフトバンクですが、携帯の機種自体も良く話題になります。その特徴というのは、マニアックというか、狭くて深いユーザーに対しての特化型携帯の販売です。
 2007年秋冬モデルでは、シャア専用携帯が話題になりましたが、今度は「株特化型携帯」です。

 ソフトバンクモバイルは、株取引を頻繁に行う人のためにSBIイー・トレード証券、インベストリアと共同で開発した携帯電話「株ケータイ SoftBank 920SH YK」を3月下旬より販売する。SBIイー・トレード証券のサーバと直結し、夜間取引も可能という。

 Y!ボタンの代わりに、株取引アプリが起動する「株ボタン」を操作部の右上に配置。3.2インチフルワイドVGA液晶画面を横にして使うことで、PCと同等の使い勝手を実現した。

 SBIイー・トレード証券が提供するマーケット情報や株式情報などの市況情報をリアルタイムに閲覧できるほか、SBIイー・トレード証券での株取引も可能。夜7時以降の株取引にも対応する。この夜間取引はSBIイー・トレード証券が楽天証券らと共に始めたもので「夜間取引が携帯電話経由でできる唯一の端末だ」(ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏)という。

(以下略)


夜間取引も可能、ソフトバンクモバイルの「株ケータイ」が3月下旬発売:モバイルチャンネル - CNET Japan


 私が今のところ開いている講座はマネックスのみなので、もしソフトバンクに鞍替えしたとしてもこの携帯は使うことが出来ませんね。
 それにしても、これは株特化型携帯と呼ぶより、どちらかというとイー・トレード特化型携帯と呼んだ方が良いのではないでしょうか。開発協力もイー・トレードですし。

 確かに、イー・トレードというのは手数料の安さで有名で、利用者数多いことは確かですが、株携帯を持ちたいという人で、一つの口座しかもっていない人というのは少ないと思います。リスク管理の面でも複数口座を持てという話は良く聞きますし。となると、一種類の証券会社しか対応していない株特化携帯というのは機能として不利のような気がします。

 となると、この株特化型携帯がシリーズ化されたなら、他の証券会社と連携を取れるようになるのが必然だと思われますが、果たしてそこまで売れるのかどうか、そこが一番気になります。

Windows Vistaは雑誌付録も

  • 2008/01/27(日) 13:59:20

現在RCまで出ていて、正式版の配布まであと少しとなるWindows Vista SP2ですが、今回もダウンロード以外の配布方法をとるようです。
 しかし、XPのSP1と比べて積極性に欠けるようですが。


 Windows VistaのService Pack 1は、雑誌の添付による配布もあり得ることが分かった。東京・秋葉原で1月26日〜27日に開催している自作PCユーザー向けのイベント「DIY PC Expo 2008」のセミナーで、マイクロソフトWindows本部コンシューママーケティング部の森洋孝氏が明らかにした。
 森氏は、Windows Vista Service Pack 1やWindows XP Service Pack 3の配布方法に対する質問に対し、Webサイトからのダウンロードだけでなく雑誌などの付録として収録することも可能であるとした。
 2004年9月に提供を始めたWindows XPのService Pack 2は「セキュリティー関連の重要な機能強化であったため」(森氏)、雑誌添付のほか、パソコン専門店や家電量販店、さらに郵便局でも入手できるようにしていたが、Vista SP1は、ダウンロード以外の入手方法をWindows XP SP2ほど積極的に推すわけではなく、出版社の要望に応じて雑誌への添付も検討するというスタンスだという。

(以下略)


Windows Vista サービスパック1、雑誌添付での配布も:ITpro


 さて、前回のXP SP2配布の時には、マイクロソフト側もかなり積極的な配布を行っていましたが。それが理由かは分かりませんが、私の記憶だと、大体SP2の配布からしばらくたった辺りで、かなりXPへの信頼性が高まった記憶があります。それ以前だと、まだ2000の方が良いという意見がそこらで見受けられました。

 それに比べて、今回はセキュリティ上重要でないというからあまり積極的な配布を行わないという意見ですが、広報戦略上それでいいのかと疑問が湧いてきます。
 確かに、積極的な配布を行おうとすればするほど、体制を整えるための資金が必要となるでしょう。しかし、大々的に行おうとすればするほど、一般に対しての認知度は上がります。

 そもそもVistaに対しての評価の低さというのは、ソフトウェアとしての質の低さというより、なんとなくのイメージの悪さというのが大きいと思います。確かに、高スペックは必要ですが、少なくとも近年のPCであればVistaをインストールしても不便さを感じるということはないでしょう。

 だからこそ、その「なんとなく」の悪いイメージを払拭するために、SP1の配布という大々的なお祭りを作り、買い換えを図らせるのは一つの戦略としてはアリでしょう。

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