Googleがサービスを香港へと移動 〜官軍はどちらとなるか

  • 2010/03/27(土) 16:36:21

Googleは、中国政府が実施している検閲には従わない姿勢を示し、中国政府がこれを認めない限り、中国国内からの事業の撤退もやむ無しという認識を示していました。

そしてしばらくの間Googleと中国政府の協議は続けられましたが、結局のところ中国から半撤退という結果になってしまったようです。

■サービスは香港へと移動
さて、現在中国のGoogleのアドレスであるgoogle.cnにアクセスすると、google.com.hkに飛ばされてしまいます。

参考:
http://www.google.cn

飛ばされた先のロゴを見ると、"Google Hong Kong"となっていて、香港のサービスということが分かります。
このことからも、グーグルの中国向けサービスが香港へと移動させられたことが分かります。

なぜ香港かというと、元イギリス領の香港は、下記のWikipediaの記事でも述べられた通り、中国に返還された今でも英国法が残っているからです。

中華人民共和国内とは異なり、『香港特別行政区基本法』に基づき、英米法(コモン・ロー)体系が施行されている。基本法の規定により、中華人民共和国内の法律は「別段の定め」がない限り香港では施行されない。よって、基本法の解釈問題以外の法体系はイギリス領時代と全く同一である。したがって、死刑制度も存在しない。

(一部抜粋)

香港 - Wikipedia(Wikipedia)


つまり、香港は中国国内であっても、検閲を適用しなくていい地域となっているのです。

ところが、香港で検閲をやめたとしても、Googleの検索結果が中国国内のフィルタリングシステム「万里のファイアウォール」にブロックされてしまっているようです。

Piper JaffrayのアナリストのGene Munster氏は23日午前、中国内のコンタクトとの会話に基づいた調査報告を発表し、特定の話題について連続して検索するとブロックされてしまうことが観察されていることを明らかにした。場合によっては、問題視されているような検索用語を入力して検索を繰り返すと、Google.com.hkへのアクセスそのものが遮断されるようだが、いわゆる「万里のファイアウォール」(Great Firewall of China)と呼ばれる検閲にかかったとしても、そのコンピュータを再起動すれば、(Google.com.hkへの)アクセスも再び回復するという。

(一部抜粋)

グーグル検索結果へのアクセス、中国で一部遮断か(CNET Japan)


■勝てば官軍となるのはGoogleか中国か
Googleに追随する動きを見せている企業もあります。それは、ドメイン会社のGoDaddyです。
 The Washington Postの報道によると、インターネット上の自由と中国を議題とする米国時間3月24日の議会公聴会において、GoDaddyの幹部陣は、登録者に関する詳細情報を求める政府の新方針を受けて、中国でのドメイン名の登録停止を発表する予定だという。2009年12月以降、「.cn」ドメイン名の登録を希望する個人や企業は、自身の写真と中国における営業許可証のシリアル番号の提出を求められている。

(以下略)

GoDaddy、中国ドメインの登録を停止へ--中国国内からのサイバー攻撃も明らかに(ITpro)

もし、この先もGoogleに追随する企業が出てくれば中国も検閲をやめざるをえないでしょう。検閲は中国の体制維持には必要不可欠ですが、経済成長もまた中国の体制維持には必要不可欠だからです。
もし、中国の成長が止まってしまったとしたら、抑圧されている中国国民は不満の矛先を政府に向けるというのはよく耳にする話です。

世界的な常識でみると、中国の検閲や人権抑圧は非常識であり許されざることですが、中国としては現在の社会を維持するのに必要不可欠なことであり、検閲に従わないGoogleは違法企業でしかありません。

結局のところは押し通すことができた方が勝ちというわけで、そういう意味では「勝てば官軍、負ければ賊軍」といえなくもないです。

さて、官軍となるのはどちらでしょうか?

「Appleは一方的過ぎる!」との話2題

  • 2010/03/21(日) 09:44:41

iPadの発売を控え、ハードウェアやソフトウェアのみならず、音楽や書籍の販売へと手を広げるApple社。
しかし、このApple社に対して、最近不満の声をよく聞くようになっているような気がします。

今回は、その不満の声を二つ話題として取り上げたいと思います。

■アプリの勝手な削除は昔の任天堂の二の舞
まずは、iPhone SDKの契約の話です。
アプリの開発者はSDK(ソフトウェア開発キット)を使ってアプリケーションの開発を行うわけですが、もちろんアプリを開発してそれをiTunes Storeで販売する以上、契約を結ぶ必要があります。
そして、この契約ですがApple側に有利すぎると米国のEFF(電子フロンティア財団)に指摘されています。

・EFFのFred von Lohmann氏は次のようにまとめている。公的に語ることの禁止。開発者がこの契約に関して言明することを禁じる。

・iPhoneソフトウェア開発キット(SDK)を使って作成したアプリは、『App Store』を通じた配布のみが可能である。すなわち、Apple社によって公開を拒絶されたアプリを『Cydia』のような「闇のApp Store」で配布することはできない。

・ 50ドルを超える開発者の責任に対して、Apple社は免責とする。つまり、開発者が訴えられた場合でも、Apple社は50ドルを超える損害賠償金を支払う責任は負わない。

・iPhone SDKのリバース・エンジニアリングを行なったり、他者に行なわせたりしてはならない。

・Apple製品に干渉してはならない。すなわち、Apple製品の改造やハッキングを可能にするアプリは許容されない。

・Apple社は「開発者のすべてのアプリケーションについて、デジタル証明書をいつでも取り消す」ことができる。これは特に驚くことではない。たとえ一度承認されたアプリでも削除されることがあり、このような事例はこれまでに何度もある

(一部抜粋)


iPhoneアプリ開発の厳しい秘密契約:内容が明らかに(WIRED VISION)


事実、つい最近、米国ではアダルトに対しての審査基準の変更にともない数千のアプリが削除されていたり、セカイカメラが一時的に削除されたりということが起こっています。
事前予告や改善猶予期間があれば話は違うのでしょうが、大体はいきなりです。

Appleの販売するソフトウェアは基本的に一般の開発者に依存しているのですから、最大限の配慮はすべきだと思います。
ソニーがプレイステーションをもって任天堂からシェアを奪ったのは、サードパーティーを大事にしたからです。下手をすると、Appleは任天堂没落と同じ轍を踏みかねません。

■消費者の不安へは説明責任を尽くす必要性があるのでは?
次は、iTunes Store使用者が、見に覚えの無い請求を受けたとのことで、消費者庁がAppleに対して質問状を投げかけたのですが、その返答はすげないものだったという話です。

アップル社の音楽配信サイト「iTunes(アイチューンズ) Store(ストア)」で利用者が高額な代金を不当に請求される被害が多発している問題で、消費者庁は4日、同社側に追加の公開質問状を送った。先月17日の公開質問状に対し、被害規模を明らかにしないなど不十分な回答が来たためで、内閣府の大島敦副大臣は「今の回答で日本の消費者が満足するとは思えない」と述べた。

 同庁の調べでは、被害件数は昨年秋以降、大手クレジット会社5社だけで約100件に上る。だが、アップル社側は今月2日付で「請求の問題が異常に増加しているとの認識は有していない」と回答。被害の件数や金額については「プライバシーの問題があり、コメントを差し控える」と回答を拒んだ。


(以下略)

iTunes問題、消費者庁が追加質問状「回答不十分」(Asahi.com)


これに関しての返答は義務ではないのですが、これで消費者の不安が収まるのかというのは疑問です。Appleに関しては以前からバッテリーの爆発疑惑などが持ち上がり、その場合でも十分な説明はなされていません。

企業の事故の絶対数は企業規模に比例して増えるものです。
しかし、だからこそ事故割合の減少と事故が起きた時の説明を尽くす姿勢が重要となります。
そうでないと、今のトヨタのように致命的なミスを犯したときに大きな損害を被ることになりかねません。

【例大祭7】博麗神社例大祭7 レポート

  • 2010/03/14(日) 22:54:10

いつも私が参加する同人イベントは大体コミケのみなんですが、今年は本日3月14日に開催された博麗神社例大祭に行く機会があったため、ちょっとこのレポートもしてみようと思います。

■コミケより落ち着いたイベントに
例大祭というと、急速に高まる東方projectの人気にイベントの方が対応しきれず、常に非常な混雑やら災難が報告されるイベントでした。
しかし、今回は天候が良かったり、国際展示場の4ホール分を貸しきったりと好環境だったため、比較的落ち着いたイベントという印象でした。

私が一般入場者の列に並び始めたのが、大体、7:40頃です。
並んだ場所は、東ホールから外に出た屋外駐車場の一番最初の列の後ろの方です。2chの情報だと、徹夜や始発で来た方は、東2ホールに並んでいたという話ですが、本当かどうか。私が見ていたときは真偽の情報が入り交じっていたため、どの情報が本当か判断がつきませんでした。

並んで列が確定後、トイレに行きたくなったのですが、例によって例のごとく駐車場スペースに設けられた仮設トイレ。しかし、この仮設トイレがかなり列が伸びていて進む様子も見られなかったため、展示場内のトイレまで戻りました。そちらの方はかなりすいていましたね。

さて、そこから待つこと幾許か。たぶん中に入場できたのは10:20頃だったと思います。
会場の中は結構余裕がある感じでした。まぁ、最初の方は多くの方は上海アリスに並んでいたからでしょうが。私は、上海アリスについては最後に行くつもりだったため、その状況は非常にありがたかったです。

そこから約1時間ほどで周りたいサークルさんは全部まわり、買えない覚悟で行った上海アリス。しかし、あっけないほど簡単に買えました。たぶん並んだ時間は20分ほど。単品1000円と切りがよく、販売列も6列と非常に多いため、ハケが良いのは当たり前ですが。

というわけで、自分の欲しい本は入手できて、東方projectの新作「東方文花帖 ダブルスポイラー」も入手できました。
天気もよく、薬を飲んでいたため花粉も気にならず、実に良いイベントだった思います。


■ダブルスポイラーをちょっとプレイ
新作についてあまり深く語るとネタバレになるので、軽くプレイ感の話を。

当環境のOSはWindows7 Ultimate 64bit阪ですが、インストールして動かすことは十分可能でした。ただ、d3dx9_42.dllを要求されるので、ダウンロードすることが必要です。

プレイ感としては、前の東方文花帖とほとんど変わりません。しかし、細かいところは変更されているようで、例えばカメラを回転させたりという動作が可能です。

あと、印象ですが、中ボスがかなり優遇されている感じを受けました。元々、前の文花帖より間に挟んでいる作品数が少ないため、中ボスもピックアップできるのでしょう。
また、ゲームとしても結構面白いため、空き時間でちょくちょくやっていけそうです。

ただ、ちょっと気になる点が一つ。タイトルはダブルスポイラーですが、英字が「Double Spoier」と成っています。たぶん、"l"が一つ足りないと思われるのですが、2版位からは修正されるのでしょうか。

HOME |