iOS4をIPhone3GSに入れてみた

  • 2010/06/27(日) 00:00:01

6月22日にダウンロード可能になった、iPhone系の新OSであるiOS4。
とりあえず、ダウンロードが可能になってからすぐに試してみました。

■改良点は実によし
まず便利になったのが、画面回転系の制御です。

例えば、画面の回転ロック。
私は、休日の寝起きなどにおいて、床の上でiPhoneでWebサーフィンを行ってだらだらしていることがあります。
しかし、今までのOSバージョンだと、画面が重力の向きに従って回転してしまうため、自分が横になっていると見にくいという問題を感じていました。
しかし、今回のバージョンで自動回転を制御できるようになったため、寝ながらの操作もかなり楽になりました。

後、これはiOS4から追加された機能かどうかは自信がないのですが、ソフトウェアキーボードの入力中にも、回転ができるようになったというのが小さいながらも非常に便利です。

確か今までだと、キーボードの縦横切替は、その前のアプリ画面で行う必要があったはずです。
私は携帯配列の入力が苦手で、フリック入力も習得していないことから、もっぱら文字打ち込みはソフトウェアキーボードを使用しています。ただ、これがiPhoneの小さな画面では打ち込みにくく、画面を横にしてキーボード領域を広げないと使うには厳しいと思っています。
よって、横キーボードが切り替えやすい環境というのは、私にとって非常に歓迎できることなんですよねぇ。

その他、iPod機能で、プレイリストがいじれるようになったりと色々と便利機能が追加されていますが、積極的に使っていくのはこれからという感じです。


■慎重派は、まだ待っていてもいいかも
以上のように改良点は評価できるものの、気をつけなければならない点が1点あります。それは、iOS4にアップグレードすると、挙動が怪しくなるアプリがあるという点です。

私が使っているアプリでは、まずイラストSNSのpixivの公式アプリが全くの起動不可。また。twitterアプリのTweetDeckのキーボード回転機能がうまく働かなくなる不具合が発生しました。
前述の通り、iOS4ではキーボードの入力中にも画面の回転が可能になりましたが、TweetDeckはそれに競合したものと思われます。つまり、キーボードの手動回転機能が実装されていたアプリでは、軒並み同様の不具合が発生する可能性があります。

もし、愛用しているアプリがiOS4に対応しているか不安な方は、AppStroreのレビューを見てみるといいと思われます。
もしiOS4によって不具合が発生しているならば、その不具合の話題で盛り上がっているはずですから。

また、目玉とされているマルチタスク機能も、アプリ側で対応しなければ無意味なため、やはりアップデートを待つ必要があります。
私がインストールしたアプリの中でマルチタスクに対応したのは、radikoクライアントの「ラジ郎」くらいなので、全体的にまだマルチタスクに合わせられているアプリはそんなに多くないようです。

つまり、iOS4のアップデートに慎重になっている方は、アプリ側のアップデートを見計らってからがいいと思われます。
不具合に気づいて、修正して、審査に通ってで大体数週間くらいでしょうか。それくらいになってからアップデートしても、全く遅くはないと思います。

後、ちゃんと計測しているわけじゃありませんが、どうも挙動がもたついているような気がするんですよねぇ。また、iPhone4に最適化されたOSのはずですから、仕方がないと言ったら仕方がないのですが・・・

楽天の社内英語公用語について考えてみる

  • 2010/06/20(日) 00:00:01

日本のネット企業としてもはや知らない人はいないほどの成長を遂げた楽天。この楽天が大体5月辺りから社内の公用語を英語にするとして話題になりましたが、ここ最近東洋経済やら日経ビジネスでこの話題が取り上げられるようになっています。

ネタとしては非常に興味深いので、ちょっと考えてみようと思います。

■「英語ができなければ役員も首」での本気度
一番最近に楽天の英語必須化のネタとして取り上げられているのは、東洋経済の以下の記事でしょう。

 昔から「英語だけしゃべれて仕事ができない奴がいっぱいいる」という人が必ずいるが、もう英語は必要条件。読み書きそろばんのそろばんと同じ。その意味で、英語がしゃべれない社員は問題外です。

 そうはいっても、「いきなり明日から英語をしゃべれ」というのは無理でしょうから、2年間は猶予を与える。2年後に英語ができない執行役員はみんなクビです。

 ――部長以下の役職の社員についてもそれは同じですか。

 グローバルに展開していくんですから、業務進行上の支障があれば、降格せざるをえない。日本語のできない人が、日本でビジネスをやっているようなものですよ。


(一部抜粋)

三木谷浩史・楽天会長兼社長――英語ができない役員は2年後にクビにします(東洋経済)


このほか、日経ビジネス2010年6月21日号にも、「特集 敵は世界にあり」として記事が組まれており、三木谷社長もインタビューにて同様の事を語っております。
ここ2ヶ月でここまで強烈にアピールをしているというのは、かなり本気であると考えてよいでしょう。失敗したら内外からの批判が一気に吹き上がるでしょうし。

ただ、ネットでこの話について調べてみると、批判的な内容が大半です。まぁ、例えば自分の勤めている会社が突然このようなことを言い出したらと考えると、文句の一つでも言いたくなるのはわからないことでもないですが。

■短期的にはマイナスは確実
それはさておき、英語強制と聞いてまず思い浮かんだのが、以下の外国語副作用のはなしです。

外国語副作用(がいこくごふくさよう, Foreign language side effect)は、第二言語を習得中の人間がその言語を用いているとき、処理資源(processing resource)をその第二言語の処理にとられるため、知的レベルが全般的に低下する心理現象をさす。

この現象は、外国語使用時に母語での会話時よりも知的能力全般が低く評価されてしまうことの原因となるため、外国語話者にとって切実な問題であると考える者もいる。


(以下略)

外国語副作用(Wikipedia)


社内で今まで英語がほとんど出来なかった人間を強制的に対して、英語を強制するということは、この外国語副作用が日本社員全体に蔓延するということになります。

そのため、本来であれば一部の人間を外国に駐在させ、英語ができる人間をだんだんと増やして行くというのが王道なんでしょうが、三木谷社長のスピード感覚では、そんなゆっくりした改革では満足できないのでしょう。

ただ、長期的にみれば英語ができる方が色々とメリットが大きいというのは直感的にもわかるでしょう。

改革というのは、業績が好調なうちにすべしというのは、よく聞く話です。切羽つまった状況であれやこれやと変えようとすると、まわりを見失って泥沼にハマってしまうからということでしょう。
三木谷社長の行う攻めの改革というのは、今でないと行えないという切迫感に基づくものでしょう。もし、失敗したとしても、最悪元に戻せばいいだけですし、潰れる、潰れない、という事にはならないはずです。

iPhone4のFaceTimeはテレビ電話普及の起爆剤となるか?

  • 2010/06/13(日) 00:00:01

米国時間の6月7日より行われたWWDC 2010。そこで発表されたのが、新型iPhoneである『iPhone4』です。

新デザインや新機能などが発表されましたが、ここで注目したいのが、iPhone4に搭載予定の新機能『FaceTime』です。
これは、iPhoneの表面と裏面に搭載されたカメラを使って、テレビ電話によって相手とコミュニケーションをすることのできる機能です。

■期待の機能FaceTime
まず、実際に使用すると、どのような使用感なのか、下記の動画を見てください。



電話機能と一体化しており、通常の通話機能よりコミュニケーションが取りやすそうであります。

また、GIZMODOなどでは、他のiPhoneアプリとの連携によるビジネスの可能性について言及しています。

FaceTimeのプロトコルは、h.264、AAC、SIP、STUN、TURN、ICE、RTP、SRTPなどなどのオープンな規格がベースになっているため、これを活用して、他社がオリジナルなサービスを展開していく道も開かれているみたいですよ。まだどんなことが可能になるのか、具体的なアイディアは何も発表されてないですけど、いろいろといい感じのサービスが立ち上がったらいいですよね。

(一部抜粋)

iPhone 4のビデオ通話「FaceTime」について押さえておくべき4ポイント(Gigazine)


iPhoneではGPS機能からGoogleMapsへとつながり、そこから食べログ
で飲食店を探すことが出来たりと、ソフトウェア同士の良いつながりが形成されています。
それと同じようなつながりが、このFaceTimeで起こる可能性は確かに考えられます。

■問題は、利用シーンが広まるか
まず、FaceTimeが3G回線を使える見通しが立っているかという疑問があります。これに関しては、

 また同氏は、とりわけ大衆市場にアピールする機能として、Wi-Fiを使ったテレビ電話機能「FaceTime」を挙げている。Appleのスティーブ・ジョブズCEOによると、この機能を3Gでも提供すべく、同社は目下キャリア各社と相談中という。

(一部抜粋)

「iPhone 4」の評価は? アナリストはテレビ電話に注目(ITmedia)


とあり、現在のところ3G回線で使うことのできる見通しは立っていないようです。

それもそのはず。例えばソフトバンクの話になりますが既存のソフトバンクのテレビ電話サービスに「TVコール」というものがあります。これは、30秒間につき37.8円で、『パケットし放題』の定額サービスからも外れています。
ここでいくらiPhoneだからといって、帯域に余裕のないソフトバンクがテレビ電話機能を使い放題にするとは考えられません。

また、今のところFaceTimeが使えるのはiPhone4のみというのも問題です。
例えば、iPhone3GがiOSのアップデートでFaceTimeを使えるようになったり、他のテレビ電話サービスと互換性があったりすれば、通信できる相手が増え、使える機会も増えるでしょうが、今のところはiPhone4同士しか使えません。

まず、FaceTimeが使えるようになってくるのは、iPhone4の次世代機が出てくるころだと考えられます。
そのころであれば、現在のiPhoneユーザーの多くがFaceTimeのついているiPhoneに乗り換えているでしょうし、それからしばらく経てば、100Mbpsでの通信が実現可能といわれている3.9Gの通信方式のサービスも開始され、Wi-Fi以外でもFaceTimeが使えるようになってくるでしょう。

その頃になれば、通話は全てテレビ電話にて行われる時代というのが来ているかもしれませんね。

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