置いて無線通信560Mbps SonyのTransferJet
- 2008/01/08(火) 00:45:28
未だ米国で続いているアメリカ最大規模の家電展示イベント2008 International CESでは、続々と興味深い新情報が出ています。先日は、ソニーのPSPのskype対応の話題について書きましたが、その他にもソニーから新情報が出ています。
その一つが、TransferJetという通信システムで、Felicaのような近接にて理論値最大560Mbpsの通信速度を実現するものです。
ソニーは2008年1月6日(米国時間)、家電展示会「2008 International CES」において報道陣向けの発表会を開催。ハワード・ストリンガーCEOらが登壇し、ソニーの最新の製品戦略について紹介した。
今回新たに開発していることを明らかにした技術の一つが、無線技術の「TransferJet」だ。通信距離は最大3センチメートル程度と短いものの、転送速度が最大560Mbps(実効では最大375Mbps)と、パソコンが実装している既存のインタフェースであるUSB 2.0よりも高速な点が特徴。周波数は日本ではUWB向けとして使われている4.48GHz帯を用いる。通信プロトコルはすべてソニーが独自に開発した。高精細な写真や動画を機器同士で転送するシーンでの利用を想定している。
(以下略)
【CES2008】「触れ合わせて最大560Mbps」ソニーが新無線技術を発表:ITpro
ここでUSB2.0の通信速度はというと、480Mbpsで、実効速度も250Mbpsが大体最大だろうと言われています。
それと比べると、理論値の無線にも関わらず速度が1.2倍弱も出ることになります。
ITproの記事には、機器を使用した時の写真が載せられていますが、使用形式としては、無線によってとはいっても、Felicaのように該当通信部分に載せて通信するわけですから、ゲーム機とコントローラといった拡張機器の接続に使われると言うよりは、動画や画像データのやりとりに使われそうです。
確かに、機器接続のケーブル周りというのは結構面倒というのはあります。ケーブルはどっかにやってしまう可能性はありますし、それを接続するのも一手間といえば一手間です。省略できるにこしたことはないです。
しかし、劇的に便利になるシステムというわけでもなさそうです。まずFelicaのような近接タイプということで、いくつもの機器を多重接続などといったことは不可能ですし、ケーブル接続にかかる労力はたかが知れています。
また、規格としての一番の懸念材料は対応する機器がどれほどあるかということです。まず、ソニー以外のメーカーが対応してくれるかというと、なかなか無さそうです。例えば、Felicaポートにしても主に対応したのはソニーとNEC位でしたし、今回も僅かなメーカしか対応しない可能性が考えられます。となると、機器の片方しか対応していないために、TransferJetを一度も使われないで終わってしまう機器というのも出そうです。
確かに技術としては見るべき点が多いですが、最終的に重視されるのは普及に向けた政治力というところになりそうです。
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