iPhone4の不良問題はこれからどう発展するか?

  • 2010/07/04(日) 13:58:37

iPhone4の発売から約2週間程経ちました。
その間、一向に消えないのはiPhone4に対する不具合問題の話題。

今回の件は集団訴訟まで発展し、アップルが謝罪をする自体まで至っていますが、さて、これがアップルのブランドに傷をつける自体となるでしょうか?

■アップルによる謝罪と、訴訟
まず、問題となっているのがiPhoneのアンテナ部を手で覆ってしまうと受信感度が極端におちてしまうという問題です。
しかも、そのアンテナが本体の左下にあるわけですから、持ち方によっては普通に使っていても受信感度が落ちてしまうわけです。

最初はこの問題ににアップル側も仕様として応じず、強行的な立場を崩さなかったのですが、これに腹を据えかねたユーザー達が訴訟を起こす事態へと至りました。

 発売されてから1週間もたたないうちに「iPhone 4」に対する訴訟が発生した。

 訴訟は米国時間6月30日、米国メリーランド地区地方裁判所においてKevin McCaffrey氏とLinda Wrinn氏らを原告として起こされ、AppleとAT&Tは正常動作しないアンテナを搭載する電話を故意に販売したと主張している。「iPhone」を製造するAppleと米国におけるその独占的通信事業者パートナーであるAT&Tは、一般的な過失、設計と製造と組み立てにおける欠陥、保証違反、欺瞞的取引行為、意図的および過失による不実表示、隠ぺい詐欺など、さまざまな違反行為で訴えられている。


(以下略)

「iPhone 4」アンテナ問題、集団訴訟に発展(CNET JAPAN)


これはさすがに不味いと思ったのか、今回の問題についてアップル側は調査を行い、ソフトウェア側に問題があるとの発表を行い、謝罪を行ないました。

 アップルは、アンテナの信号強度に関する計算式に誤りがあり、2007年に発売した初代アイフォーンからこれが影響していたことを認めた。ただ、アイフォーン4の問題に関して同端末のアンテナデザインに問題があるとの指摘に対しては、直接の言及はなかった。

 同社は利用者に宛てた書簡で「調査の結果、受信信号の強さを示すバーの数を算出する計算式が完全に誤ったものであることが判明し、アップル社としても驚いている」とした。


(一部抜粋)

米アップル、iPhone4のアンテナ問題で利用者に謝罪(プレジデントロイター)


上記にあるとおり、バーの表示の問題が解消されるだけで、アンテナ部を握って

■品質問題が売上に結びつくか?
さて、今回は訴訟問題まで発展しました。ここで、これがアップルのブランドに傷をつけるか、との疑問が湧いてきます。
しかし、私はそれはないと思っています。なぜならば、この程度でブランドが傷つくようならば、アップルはもう既に潰れているからです。

思い起こせば、iPodの頃には、電池が爆発したり火を吹いたりという問題が起こりました。
また、iPhoneで言えば、確かiPhone3Gでは、発売したてはいいものの、Windowsでアクチベーションが出来ないという事件が起こりましたし、3GSの頃には充電器のリコールが話題になりました。最近出たばかりのiPadも、Wi-Fi接続にソフトウェア側のバグがあり、繋がりにくいという問題がありました。

極端な話、今回のiPhone4の不具合も、いつもの話であり、特に驚くべきことではありません。
さすがに「アップル製品の初期版を買う消費者が悪い」などと言う気は毛頭ありませんが、これだけの不具合の歴史が積み重なっても、アップルが繁栄を続けていることを考えると、おそらくちょっとした不具合では、消費者は気にしないのでしょう。

もしこれらの不具合が経営に影響をもたらすとしたら、アップル製品が今の輝きを失った時でしょう。
問題というのは、それを覆い隠すくらいの勢いがあるときには表に出てきませんが、衰えが出てくると一気に噴出するものです。

iPhone4の差し止め請求が通ったら話は別ですが、おそらくは棘下され、今回の不良の件も、数カ月で何事もなかったように忘れ去られているのではないかと私は思います。

iOS4をIPhone3GSに入れてみた

  • 2010/06/27(日) 00:00:01

6月22日にダウンロード可能になった、iPhone系の新OSであるiOS4。
とりあえず、ダウンロードが可能になってからすぐに試してみました。

■改良点は実によし
まず便利になったのが、画面回転系の制御です。

例えば、画面の回転ロック。
私は、休日の寝起きなどにおいて、床の上でiPhoneでWebサーフィンを行ってだらだらしていることがあります。
しかし、今までのOSバージョンだと、画面が重力の向きに従って回転してしまうため、自分が横になっていると見にくいという問題を感じていました。
しかし、今回のバージョンで自動回転を制御できるようになったため、寝ながらの操作もかなり楽になりました。

後、これはiOS4から追加された機能かどうかは自信がないのですが、ソフトウェアキーボードの入力中にも、回転ができるようになったというのが小さいながらも非常に便利です。

確か今までだと、キーボードの縦横切替は、その前のアプリ画面で行う必要があったはずです。
私は携帯配列の入力が苦手で、フリック入力も習得していないことから、もっぱら文字打ち込みはソフトウェアキーボードを使用しています。ただ、これがiPhoneの小さな画面では打ち込みにくく、画面を横にしてキーボード領域を広げないと使うには厳しいと思っています。
よって、横キーボードが切り替えやすい環境というのは、私にとって非常に歓迎できることなんですよねぇ。

その他、iPod機能で、プレイリストがいじれるようになったりと色々と便利機能が追加されていますが、積極的に使っていくのはこれからという感じです。


■慎重派は、まだ待っていてもいいかも
以上のように改良点は評価できるものの、気をつけなければならない点が1点あります。それは、iOS4にアップグレードすると、挙動が怪しくなるアプリがあるという点です。

私が使っているアプリでは、まずイラストSNSのpixivの公式アプリが全くの起動不可。また。twitterアプリのTweetDeckのキーボード回転機能がうまく働かなくなる不具合が発生しました。
前述の通り、iOS4ではキーボードの入力中にも画面の回転が可能になりましたが、TweetDeckはそれに競合したものと思われます。つまり、キーボードの手動回転機能が実装されていたアプリでは、軒並み同様の不具合が発生する可能性があります。

もし、愛用しているアプリがiOS4に対応しているか不安な方は、AppStroreのレビューを見てみるといいと思われます。
もしiOS4によって不具合が発生しているならば、その不具合の話題で盛り上がっているはずですから。

また、目玉とされているマルチタスク機能も、アプリ側で対応しなければ無意味なため、やはりアップデートを待つ必要があります。
私がインストールしたアプリの中でマルチタスクに対応したのは、radikoクライアントの「ラジ郎」くらいなので、全体的にまだマルチタスクに合わせられているアプリはそんなに多くないようです。

つまり、iOS4のアップデートに慎重になっている方は、アプリ側のアップデートを見計らってからがいいと思われます。
不具合に気づいて、修正して、審査に通ってで大体数週間くらいでしょうか。それくらいになってからアップデートしても、全く遅くはないと思います。

後、ちゃんと計測しているわけじゃありませんが、どうも挙動がもたついているような気がするんですよねぇ。また、iPhone4に最適化されたOSのはずですから、仕方がないと言ったら仕方がないのですが・・・

楽天の社内英語公用語について考えてみる

  • 2010/06/20(日) 00:00:01

日本のネット企業としてもはや知らない人はいないほどの成長を遂げた楽天。この楽天が大体5月辺りから社内の公用語を英語にするとして話題になりましたが、ここ最近東洋経済やら日経ビジネスでこの話題が取り上げられるようになっています。

ネタとしては非常に興味深いので、ちょっと考えてみようと思います。

■「英語ができなければ役員も首」での本気度
一番最近に楽天の英語必須化のネタとして取り上げられているのは、東洋経済の以下の記事でしょう。

 昔から「英語だけしゃべれて仕事ができない奴がいっぱいいる」という人が必ずいるが、もう英語は必要条件。読み書きそろばんのそろばんと同じ。その意味で、英語がしゃべれない社員は問題外です。

 そうはいっても、「いきなり明日から英語をしゃべれ」というのは無理でしょうから、2年間は猶予を与える。2年後に英語ができない執行役員はみんなクビです。

 ――部長以下の役職の社員についてもそれは同じですか。

 グローバルに展開していくんですから、業務進行上の支障があれば、降格せざるをえない。日本語のできない人が、日本でビジネスをやっているようなものですよ。


(一部抜粋)

三木谷浩史・楽天会長兼社長――英語ができない役員は2年後にクビにします(東洋経済)


このほか、日経ビジネス2010年6月21日号にも、「特集 敵は世界にあり」として記事が組まれており、三木谷社長もインタビューにて同様の事を語っております。
ここ2ヶ月でここまで強烈にアピールをしているというのは、かなり本気であると考えてよいでしょう。失敗したら内外からの批判が一気に吹き上がるでしょうし。

ただ、ネットでこの話について調べてみると、批判的な内容が大半です。まぁ、例えば自分の勤めている会社が突然このようなことを言い出したらと考えると、文句の一つでも言いたくなるのはわからないことでもないですが。

■短期的にはマイナスは確実
それはさておき、英語強制と聞いてまず思い浮かんだのが、以下の外国語副作用のはなしです。

外国語副作用(がいこくごふくさよう, Foreign language side effect)は、第二言語を習得中の人間がその言語を用いているとき、処理資源(processing resource)をその第二言語の処理にとられるため、知的レベルが全般的に低下する心理現象をさす。

この現象は、外国語使用時に母語での会話時よりも知的能力全般が低く評価されてしまうことの原因となるため、外国語話者にとって切実な問題であると考える者もいる。


(以下略)

外国語副作用(Wikipedia)


社内で今まで英語がほとんど出来なかった人間を強制的に対して、英語を強制するということは、この外国語副作用が日本社員全体に蔓延するということになります。

そのため、本来であれば一部の人間を外国に駐在させ、英語ができる人間をだんだんと増やして行くというのが王道なんでしょうが、三木谷社長のスピード感覚では、そんなゆっくりした改革では満足できないのでしょう。

ただ、長期的にみれば英語ができる方が色々とメリットが大きいというのは直感的にもわかるでしょう。

改革というのは、業績が好調なうちにすべしというのは、よく聞く話です。切羽つまった状況であれやこれやと変えようとすると、まわりを見失って泥沼にハマってしまうからということでしょう。
三木谷社長の行う攻めの改革というのは、今でないと行えないという切迫感に基づくものでしょう。もし、失敗したとしても、最悪元に戻せばいいだけですし、潰れる、潰れない、という事にはならないはずです。

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